カントン包茎は仮性包茎とは根本的に違う、病気と認識すべき
日本人男性の実に7割は何らかの形で、いわゆる包茎を抱えていると推測されています。しかしそのほとんどはいわゆる「仮性包茎」と呼ばれるもので、勃起すれば亀頭が露出するという状態の方がほとんどです。この場合は見た目や恥垢が溜まりやすいなどのトラブルです無ことが多いわけですが、カントン包茎の場合は次元が異なり適切な治療が必要です。
そもそも「カントン」とは腹壁のすき間から内臓が露出してもとの状態に戻らなくなったことを意味します。したがってカントン包茎とは、包皮から祈祷を露出させた後、狭い包皮口で締め付けられたままの状況になっていることを指します。
カントン包茎になると亀頭への血流が妨げられて、血行不良で細胞が壊死する可能性が出てきます。適切な治療の機会を逸すると排尿障害や深刻な見た目になるなどの後遺症のリスクが高まります。つまり仮性包茎のように放置するのは危険な病気なのは明らかと言えます。
カントン包茎を放置しておくことの衛生面でのデメリットとは
日本人男性に多い包茎ですが、カントン包茎の患者数はそれほど多いわけではなく500人に3-4人程度の割合と見られています。カントン包茎は患者数が少ないながらも危険視されているのは、亀頭の壊死などの深刻な事態に至らないばあいでも衛生面で、色々なデメリットを抱えているからです。とりわけカントン包茎の大きなリスク要員と認識されているのは、包皮口の狭さにあります。
カントン包茎では入浴時でも包皮をむくのが難しいので、亀頭周辺が不衛生になりがちです。そのため悪臭が発生したり、恥垢をエサにして雑菌が増殖し包皮やその周辺が炎症をきたす、亀頭周囲炎を発症することがあります。また陰毛に亀頭が擦れることで、キズになったりいたみを感じることも。
亀頭の僅かな傷は、性行為時に病原性微生物が侵入しやすくなる結果、性感染症に離間するリスクも高くなります。ペニスの細胞壊死などの深刻な事態の他、二次的感染症などのデメリットに遭遇する可能性が高くなるのは軽視できない事実です。
まとめ
包茎に悩む男性は少なくない者の、治療が必要なカントン包茎の患者数は少ないとされています。しかしカントン包茎はみためのコンプレックスの原因となるばかりでなく、ペニスへの血流障害による細胞壊死や、恥垢などが溜まりやすくなる事で亀頭包皮炎や、性感染症のリスクを多構えるなど衛生面でのデメリットを持っています。
勃起後に亀頭が元に戻らないなどのカントン包茎の症状に遭遇したときは、すみやかに治療に取り組む必要があります。